2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

よくできているものは怖い。

直感的な話をする。人工知能研究は今、「すごい」といえるものを生み出すことができていないように思える。なぜ私は「すごい」といえないのか。答えは題名のとおりである。 よくできているものは、大抵怖い。例えば、車は怖い。麻酔は怖い。googleも怖い。な…

"Noise Reduction in Time Domain Using Referential Reconstruction"

文献紹介となっているが、他人のものではなく自分の論文である。電子情報通信学会は基本的に転載禁止なのであるが、要旨だけは公開されているので要旨程度のことなら語っていいものと思われる。なお要旨はこちらにある(http://search.ieice.org/bin/summary…

音声認識と雑音。

現在の音声認識の分野では、実際のところは音声認識そのものの研究はされていない。なぜなら、音声認識の研究はもうすでに終わったものと見なしている人が多いからである。だから、この分野では音声認識の弱点を補うか、音声認識の技術を利用して何かほかの…

「2006年度 人工知能学会全国大会 映像配信」

以下のページにて、「科学と技術は違うんですよ」という内容から始まる村上陽一郎先生のご講演の映像を見ることができる。また、AIの有名な日本の先生方へのインタビューも聞ける。面白いと思うので、是非ご覧いただきたい。 http://www.ai-gakkai.or.jp/jsa…

文系の学問はなぜ必要なのか。

別に学問である必要はなく、要するに必要なのは文化なのであるが、その文化がなぜ必要なのかを書く。なぜ書くのかといえば、理系の学生として「文系の勉強ってなんの役に立つんですか?」という質問に攻撃されて文系の学問が社会的に衰退していきつつある現…