2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

音声言語シンポジウム。

12月21日から22日にかけて名古屋大学にて「音声言語シンポジウム」が開催された。私は21日しか行っていないのだが、その日の発表に関する雑感を語る。 と書いたのが行く前なのであるが、とりわけ印象に残る発表はなかった。残念である。 とある先生…

哲学的な問いかけではなく工学的な問いかけ対象としての音素。

現在の音声認識というのは、「音素認識」から出発している。音素というのはおおよそ、声をローマ字表記したときの一つ一つの文字だと思ってもらえればいい。例えば、「音素」は/o/,/N/,/s/,/o/の四つの音素に分解できる。この音素が認識できれば、それを結合…

馬鹿より専門馬鹿の方がいい。

教育について語る人は多くいる。学力の低下について語る人も多くいる。そして、学力の低下について語る人に対して、学力の定義について問う人も多くいる。私も学力の定義について問いたくなる人間の一人である。 まず「学力低下」していると嘆く人は「学力が…

ジャーナリスト宣言について。

私は朝日新聞は嫌いではないし、どちらかといえば好きな部類に入る。けれども、「言葉の力を信じている」というキャッチコピーには嫌悪感を覚える。*1 結局のところ、言葉の力を信じるというのは、(自分たちの発した)言葉の力を信じるということである。朝…