2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

イノベーションは多分これからさらに減っていく。

本日の日記も引用から入る。 でも、企業の「研究所」っていうものが、「本質的に新しいこと」をしようとしているケースは、世間が考えるより少ないんじゃないかなあ。 http://semiprivate.cool.ne.jp/blog/archives/000719.html (中略) まあ、それは大学で…

人の進路にアドバイスをしたら怒られた。

昔は「博士後期に進む=死亡フラグ」じゃない時期があったんですか? http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20071027/1193520052 という問いに対して、そろそろ博士号をとりそうな私が僭越ながら見解を述べようと思う。ただ、一般的には大学院がそもそもいかなる…

音声認識を試したい人に。

先日、音声言語情報処理研究会という学会に行ってきた。そのときに、宣伝されていたのがこのサイトである。音声認識を使ってみたいという方はお試しください。http://w3voice.jp/ その研究会についてのことは、そのうち書こうと思う。

子音と音声認識。

久々だと思うのだが、音声認識の話題である。異論はあるかもしれないが、現在の自動音声認識は母音やある種の有声子音を中心に発達してきたように思える。DPマッチングや隠れマルコフモデルやデルタ特徴量などで、時間変化も見られるようにはなっているが…

学部四年生の十月後半から十二月前半。

十月前半までで、「三次元空間・複数話者・解析的計算の音源定位」のシミュレーションができるようになったわけであるが、実のところ研究の本番はここからである。基礎理論ができてからが研究である。 シミュレーションはできたものの、許容誤差の範囲に収ま…

学問の閉鎖性と「ポップリサーチ」。

2007年9月28日のことである。私は、「爆笑問題のニッポンの教養」というテレビ番組の特番を視聴し、「NLP若手の会第二回シンポジウム」という学会に出席した。時間的順序はテレビ番組の方があとなのだが、先にテレビ番組について語る。 「爆笑問題の…

「ボナンザVS勝負脳」を読む。

bonanzaというコンピュータ将棋のソフトが半年前に人間のトッププロ棋士と対局した。このことは、この記事をわざわざ読みに来る人は知っていることと思う。そして、その対局に関する新書が出た。それが「ボナンザVS勝負脳」である。私は将棋が強いわけでもな…