2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

研究スパンと芸術やスポーツ。

工学部では、三年生以下の授業では長くても一時間半以内で解ける問題のみを扱う。けれど、研究室に入ったら、短くても一年間はかかる問題を扱うことになる。かなりの学生が研究室のやり方になじめないのも当然のことなのかもしれない。 研究に似ているのはそ…

無責任な妄想の必要性。

先日、数学の授業では肝心なことを教えていないのではないか*1ということを書いたが、今回はその日の出来事の続きである(話としては別物である)。 前回、別の研究室の後輩たちの卒業発表のプレゼンテーションを見ていたということを書いた。私は彼らの研究…

「本当に6人でつながるの? -SNSの世界から探るSix Degrees of Separation-」

一言でいえば、GREEのネットワークで「六度の隔たり」が成り立つかどうかということを報告している。電子情報通信学会学会誌2007年2月号に掲載されている。大きな図書館ならば普通の図書館にもあるはずである。記事執筆者はGREEのスタッフである。 さす…

成績への異議申し立て制度からの連想。

先日知ったのであるが、うちの大学に「成績への異議申し立て」の制度ができたようである。期限内ならば、教員に成績への文句がつけられるほか、その先生の対処が気に入らなかったら事務に話を持っていけるそうである。私はもはやこの制度は関係ないのだが、…

「多数決は多数派が勝つ」ことに関して。

選挙が終わったので、改めて外山氏のこの発言について考えたいと思う。一連の外山氏の政見放送は常識的には非難されるものではあったが、多くの人が部分的に共感したのではないかと思う。共感した人は「少数」ではないはずだ。 なぜ共感するのかといえば、簡…

電子・情報・機械系の学科の授業の半分。

四月からゆとり世代も大学二年生になる。大学二年生になると、一年生の頃よりもさらに授業が分からなくなるはずである。小学生になって初めて勉強をし、中学生になって定期テストに悩まされるようになり、高校生になって授業内容に追いつくのが精一杯になる…