2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

穴の話。

以前、この日記で穴に興味があるということを書いた。後日、本屋で「穴と境界」という本を見つけた。穴と境界について哲学の存在論の観点から考察した本である。私は存在論についてはほとんど知らなかったのだが、穴についての存在論の考察は工学的なパター…

「大半の疑似科学は技術である」の続き。

まずは謝罪から入ろう。先日書いた私のエントリ(2008-05-11 - IHARA Note)についてトラックバックを送ってくださった三名の方へ。私は全く誤読させるつもりはなかったのですが、私の文章があまりにも分かりづらく、逆方向への誤読をさせてしまったようです…

大半の疑似科学は技術である。

id:dlitさんが疑似科学についてこのように書いている。 この「いつかは証明されるかもしれないでしょ」という言い方は、疑似科学関連のやりとりではよく見かける。 打席に立とうとしない人々 - 誰がログ 私は正確にはサイエンスの人ではなくてエンジニアリン…

天才という言葉からの解放。

天才というのはかなり厄介な単語である。そこから想起される人間像があやふやなのだ。 引用元のエントリには、小学生のときに天才と宣告されて、それゆえに苦しんだという独白が綴られている。このエントリの最後の方に、次のような文が出てくる。 だから僕…