モンテカルロどうぶつしょうぎの試み4(勝率優先探索)。

 本日の日記はコンピュータ将棋の話である。「どうぶつしょうぎ」という4×3のミニチュア将棋で比較的珍しい手法を試している。

(今回も文章と動画で説明しようと思っていたのだが、OSをバージョンアップしたら動画のエンコーディングがうまくいかなくなったため、スライドのみをアップロードすることにした。スライドを作っていたら文章が要らなくなった気がしたので、今回は文章もなしである。シンプルである)

 さて、概略だけは語ろう。コンピュータ将棋では、min-max法(スライド内で説明)に基づく手法が主流である。一方、コンピュータ囲碁ではモンテカルロ法(これもスライド内で説明)に基づく手法がここ数年で主流となり、コンピュータ囲碁は急激に強くなった。私はこのモンテカルロ法を将棋に採り入れることはできないかと考えて、これまで数回にわたり日記を書いてきた(最初の日記)。なお、モンテカルロ法を将棋に採り入れようとしている先輩たちはほかにもいる。本日の日記もその中間報告である。詳しくはスライドをご覧ください。

 いつものように、CのソースファイルをSkyDriveに置いておく。ただし、合法手生成などのルールに関する部分を削っており、コンパイルをしても動くようにはできていない。また、スライドのPDFファイルも同梱した。これらのファイルは、どうぶつしょうぎの関係各所(ピエコデザインねこまど日本女子プロ将棋協会幻冬舎エデュケーション)とコンピュータ将棋の関係各所に怒られないかぎり、自由に使っていただいてかまわない。

 ところで現在は、ブックマークのコメントを読んでいない。何か知らせたいことがありましたら、idコールをしていただけるとありがたい。トラックバックとメールは健在である。