脳みそで平均と分散。

 音声の堅苦しそうな話題が続くと書いていて自分で飽きるので、本日の日記はやわらかい話題である。

 信号処理のプログラムを書いていると、何気なく平均演算をしていたり、何気なく標準偏差を計算していたりする。私の最も好きな言語はMATLAB/Octaveなので、それらは一行で書けてしまう。先日ふと思ったのであるが、脳みそにとって、平均や分散というのは容易に計算できるものなのだろうか。例えば、誰かに二回ほど腕をつねられたとする。このとき、真ん中の強さの痛さというものを思い浮かべることはできるのだろうか。できるような気もするし、できないような気もする。

 入力にいくつかの強さの異なる刺激が入ってきたとして、その平均(またはそれに代わる何か)をニューラルネットワークあたりで計算することは可能だろうか。この際、平均ではなく中央値などの類でもよいことにする。ネットワークの構造は再帰的でもよいし、何か時間依存していてもよいし、どれほど入り組んでいてもよい。

 こういうのは、ニューラルネットワークの分野では初歩的な問題なのだろうか。