勉強の好きな人が勉強をする理由。
勉強の好きな人というのはクラスに一定の割合でごく少数だがいることと思う。小学校から大学院まで、どの年代にも一定の割合で勉強の好きな人は存在する。
中でも、大学院の勉強の好きな人が勉強をする理由は簡単である。勉強をすると好奇心を満たすことができるからである。なぜ好奇心を満たしたくなるのかといえば、無駄な知識がいつか役に立つと経験的に知っているからである。
では、小学生だったらどうなのか。実は答えは簡単である。勉強ができると優越感に浸れるから勉強をするのである。この優越感というのはテストの点数による優越感もそうであるし、「周りの知らないことを自分は知っている」という優越感もそうである。無駄な知識がいつか役に立つなどということを小学生は知らないので、好奇心からの勉強はおそらくなかろう。優越感を得るには多数の他人が必要であるので、小学生のうちは、勉強好きというのは「一定の割合」でしか存在しない。そして、その一定の割合の勉強好きの学力によって、そのクラスの学力が決まる。トップが伸びれば周りも伸びる。
もし、小学生の学力を上げたいのなら、知識や応用力のある児童が優越感に浸れる環境を作るといいだろう。